喜久繋とは

菊の花をつなぐ模様に、「喜びを久しく繋ぐ」思いをこめて、喜久繋と命名いたしました。

喜久繋を正確にカットするためには、視力と集中力が必要です。ましてやグラス全体に文様をほどこすには、250本近い線を寸分違わずカットする体力と相当な気力が必要になります。腕の良い職人でさえ、数個作っただけで肩が凝ってしまうので、喜久繋の文様をグラスに総柄でほどこした商品の量産は、これまで不可能だと言われてきました。

そこで、中国のComma社にて職人を育成し、日本の伝統的な切子技術をカットする技術を指導しました。現在、若い女性職人の中でも選りすぐりの技術者のみがこの喜久繋を手がけています。目と手の感覚だけを頼りに行うハンドカットには、運動神経のみならず、たゆまぬ努力と研鑽が欠かせません。

Comma社では、腕のよい職人にはトップクラスの処遇を与え、技術の伝承と職人育成を続けています。こうして、日本の伝統文様をほどこした「喜久繋」グラスは中国にて息を吹き返し、再び日本に戻ってくることが出来たのです。


喜久繋オールドグラス 価格5,500円 (税抜)
黒、緑青、白、赤、紫、瑠璃の6色
高さ9センチ、直径7.8センチ、底直径5.8センチ

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