製品について

このロゴで信頼の品質をお確かめください。
Comma では、厳しい基準をクリアした製品にのみ、製品の裏側に「comma」の刻印を押しています。

 

1.製品デザイン(ProductDesign )

テーブルウエアの生命であるデザインは、金型、パッケージ、カタログまですべてをComma社内でデザインしています。Commaオリジナル商品については、社長を中心にした専門チームが加工部門と議論しながら固めていきます。注文商品については客先のデザイナーと協力ししつつ妥協のないデザインをしています。その結果、世界に送り出す多数の製品に、一貫してCommaのテイストを盛り込むことに成功しているのです。

 

2.溶解工程(POT Furnace)

ガラスの素材であるケイ砂、カレットと呼ばれる屑ガラス、色を付けるための酸化金属などを慎重に調合し、連帯窯と呼ばれる間接加熱炉で1200~1300℃程度で長時間溶解されます。

 

3.吹き型成型(Blowing)

溶けたガラスを直径1cm程の鉄パイプの先端で決められた量を巻き取り、端から息を吹き込み風船のようにふくらませます。 コップは金型の中に溶けたガラスを吹き込んで、外形を均一に作ります。 外色被硝子は最初に外側になる色ガラスを少量薄く吹き込み、後から内側になる透明なガラスを吹き込み2層構造のガラス生地を作ります。

5.りん掛け(Smoothing)

成型したガラスを表面が再溶解するまで再加熱し、金型内側の保水層にあてると大量の水蒸気が一気に発生します。 発生する水蒸気の膜でガラスの表面をなめらかに整えます。

6.徐冷窯(Annearing Leir)

熱成型工程でガラスの中に残留する永久歪(ひずみ)は製品の割れの原因になってしまいます。ガラス生地を特別な窯で再度急加熱した後、ゆっくりと時間をかけて冷却することでガラス内部に残る密度差を解消します。

 

7.割出

生地にカット作業するための目安線を型紙や、割り出し器と言われる2次元の分度器で描きます。手作りの生地は部分的に微妙に肉厚や色味その他に差が出ます、これらが完成品になった時に生きる様に考えながらカットの下絵を生地上に配置して行きます。

8.切子(Hand Cutting)

カット作業は無機質な素材であった生地に命を吹き込む作業です。たとえば菊繋カットタンブラー作るには250本近い糸カットを決められた位置に同じ線幅で寸分たがわず加工しなければなりません。そのため、カット職人には、特に運動神経・視力・集中力に加えて美しさを追求するセンスが高い者が選ばれます。 これらの条件を満たす職人の多くは若い女性です。Commaのカット現場は息の詰まるような緊張感が漂います。

9.研磨(Hand Polish)

ソーダガラス製品の表面磨作業はすべて手作業です。最初は製品の荒れた表面を、回転する鉄の円盤に研磨粉(砥石粉)と共に押し付け磨きます。徐々に人造フェルト張りの円盤と細かく柔らかな研磨粉とに変えて行き、最終的に表面が鏡のようになるまで磨かれます。 ハンドポリッシュは力仕事なので若い屈強な男性が中心の職場でいつも活気に満ちています。

10.工程検査(Inspection)

Comma製品の品質を支えているのは工程検査を軸にした職能教育です。 Commaではすべての工程に検査部門を配置し、不具合品が後工程に流れない仕組みを持っています。 工程検査にあたるのは専門の検査員です。加工作業者は決められた数量の仕事が終わる度に、加工品を工程検査に持参します。検査員は専門家の視点で加工の全体的なバランスや個別の技術的なポイントをチェックし、修正が必要な個所・内容を個々の製品に対して行い担当作業者にフィードバックします。 この繰り返しにより全工程手作りと言う規格化が困難な人間中心の生産ラインにおいて、作業者の熟練度と製品品質の向上を実現しています。

12.サンドブラスト(SandBlasting)

サンドブラスト加工とは高圧空気で研磨砂を硝子の表面に吹き付け模様や文字を彫り込む技法です。サンドブラスト加工技術のレベルを評価するのに掘り込む線幅が有りますが、COMMAでは0.5mm線幅という非常に細かい加工描写ができます。これは加工時に微妙にサンドブラストノズルとワークの距離や角度を調整する作業者の手腕によるところが大きいといえます。

13.検査(Inspection)

出荷前の最終検査です。完成品を1個ずつていねいにぬるま湯で洗浄し、磨き上げながら目視で検査します。厳しい工程検査をクリアしてきた製品を、さらに慎重にチェックしていきます。

 

14.梱包・出荷(Packing Shipment)

客先指定ギフトボックスや発泡スチロール容器に丁寧に納められ、出荷されます。